マレーシアへ留学していたとき、大好きでよく食べていたのがナシカンダー。
好きすぎて、ローカルと同じようにマレー語で注文し、右手で食べるまでに成長したんです。
今回はナシカンダー上級者のぼくが、
- そもそもナシカンダーって?
- マレー語で注文する方法は?
- 食事をするときの注意点は?
などなどを、わかりやすくご紹介します!
この記事を読んでナシカンダーへ行ったら、あなたもマレー語でナシカンダーを注文できるはず...!
もくじ
マレーシアのナシカンダーとは?【5つの特徴】
そもそもナシカンダーって何?って方のために、ナシカンダーの特徴をサクッとご紹介していきます。
ナシカンダーとはワンプレート料理のこと
ナシカンダーはマレーシアの定番料理の一つで、ご飯にカレーがかかったワンプレート料理のこと。
「Nasi Kandar」というレストランで、食べることができます。
ちなみにNasi Kandar(ナシカンダー)はマレー語で、訳すとそれぞれこんな意味。
- Nasi:ご飯
- Kandar:天秤棒
カゴを吊り下げて、その中におかずやご飯を入れて歩いたことに由来するみたいです。
マレーシアにあるナシカンダーの特徴5つ
ナシカンダーの特徴は、こちらの5つ。
- 経営者はインド系マレーシア人
- ボリューム満点&コスパが最高
- スパイスが効いた数々のカレー
- ハラルフードが提供されている
- お客も従業員もインド人が多い
ナシカンダーの特徴5つ
基本的には、24時間営業しています。
ナシカンダーの定番メニューと値段を紹介
ナシカンダーでは20種類ほどのおかずと、10種類ほどのカレーが並んでいます。
ナシカンダーにあるおかずの定番メニューは、こちらの5つ。
おかずの定番メニュー
- 肉:鶏のから揚げ、マトン
- 野菜:オクラ、マスタードシード味のじゃがいも、キャベツ炒め
- 卵料理:ゆで卵、オムレツ
- 揚げ物:豆ドーナッツ、じゃがいも入りカレーパフ
- シーフード:魚、エビ、イカ、カニ
ナシカンダーでは、これらのおかずを好きなだけ自分のプレートに盛り付けることができます。
カレーの定番メニューは、こちらの3つ。
カレーの定番メニュー
- ラムカレー
- チキンカレー
- フィッシュヘッドカレー
カレーに関しては、好きなカレーを指定するんじゃなくて、いろんな種類のカレーを混ぜて食べるのが王道。
そして気になるお値段ですが、なんと店員さんが目視で値段を決めてくれます。
ナシカンダーでは値段が表示されていないので、ご注意ください。
ナシカンダーですぐ使える簡単なマレー語10選
実は、ナシカンダーは英語で注文できます。
英語が苦手な方でも、指差しだけで簡単に注文することも可能です。
ここでは「マレー語で注文してみたい!」という人のために、ナシカンダーですぐ使える簡単なマレー語を10個ご紹介します。
- Makan sini:店内で食べる
- Saya:私
- Mau:欲しい
- Satu:1つ
- Ini:これ
- Kurang:少なくして
- Lebih banyak:多くして
- Kari Campur:カレーを混ぜて注文するとき
- Berapakah harga?:いくらですか?
- Terima kasih:ありがとう
ナシカンダーで使えるマレー語
これらのマレー語を使うことで、全くマレー語が話せない人でもマレー語で注文できるようになります!
続いては、実際にマレー語で注文する方法からお会計までの手順をご紹介していきます。
ナシカンダーでマレー語を使って注文する手順
実際にナシカンダーでマレー語を使って注文する手順を、3つに分けてご紹介しますね。
手順①:ご飯・おかず・カレーを注文する
まずは、おかずやカレーが並べられたショーケースの前に並びます。
と聞かれるので、店内で食べる場合は
と伝えましょう。
・Makan sini:店内で食べる
・Bungkus:お持ち帰りする
続いては、白米かビリヤニかを選んでいきます。
と聞かれて、白米がいい場合は、
と伝えたらOK。
・Nasi:ご飯
・Biriani:ビリヤニ
・Saya:私
・Mau:欲しい
ちなみに、ビリヤニとはインド版炊き込みご飯のような米料理のこと。
もしもご飯の量が少なかったり、多かったりしたときは、
と伝えればOK!
・Kurang:少なくして
・Lebih banyak:多くして
続いては、トッピングしたいおかずを選んで、プレートにおかずとカレーをのせてもらいましょう。
といった感じで、好きなおかずとカレーをトッピングしてもらえます。
・Abang:お兄さん
・Satu:1つ
・Ayam goreng:鶏の唐揚げ
・Telur:卵
・Kari:カレー
・Campur:カレーを混ぜて注文するとき
ちなみにカレーの汁は無料なので、いろんな種類のカレーをかけてもらうとお得です!
おかずの名前がわからなかったり、辛さを控えめにして欲しいときは、
と指を指して伝えたらOK。
・Saya mau ini:これをください
・Kurang pedas : 辛さ控えめで
手順②:席に着いてから飲み物を注文する
ワンプレートが完成したら、店員から伝票を受け取ってそのまま席に着きましょう。
ちなみに、ナシカンダーでは右手を使って食べる人が多いので、スプーンとフォークはセルフサービスです。
店員が席まで来てくれたら、ドリンクを注文しましょう。
と聞かれたら、
と伝えましょう。
Mimum:飲む
Teh Tarik:泡立てミルクティー
Teh Tarikの他にも、
- ・Milo:日本のミロと同じ
- ・Teh O limau:アイスレモンティー
もおすすめなので、ぜひ注文してみてください!
手順③:レジに伝票を持って行き会計する
食事が終わったらレジに伝票を持って行って、会計を済ませましょう。
と言われたら、10リンギットと50セント(約280円)を支払いましょう。
・Berapakah harga?:おいくらですか
・Ringgit:マレーシアの通貨
・Sen:マレーシアの硬貨
レジに金額が表示されるので、マレー語の数字は覚えなくてもOKです。
ナシカンダーでご飯を食べるときの注意点3つ
最後に、ナシカンダーでご飯を食べるときの注意点を3つご紹介します。
ナシカンダーでご飯を食べるときの注意点
その①:ナシカンダーはカロリーが高い
その②:おかずによって料金が高くなる
その③:できるだけ右手を使って食べる
その①:ナシカンダーはカロリーが高い
ナシカンダーで食べれる料理は、基本的にどれもカロリーが高め。
たとえば、
- ご飯
- 野菜
- 鶏の唐揚げ
- カレー
- ミルクティー
を注文すると、合計で1000kcal近くもあります。
お茶碗1杯分の白米が218kcalと言われているので、ナシカンダーは白米5杯分ほどのカロリーになります。
日本人がついハマってしまうほどのおいしさですが、食べ過ぎには気をつけましょう。
その②:おかずによって料金が高くなる
ナシカンダーでおかずを盛り過ぎると、値段が高くつきます。
たとえば、ビリヤニやシーフードは値段が高いですね。
実は、安く料金を抑えるコツもあって、
- オクラ炒めは1本でも5本でも同料金
- 肉の中でも鶏肉を使った料理が安い
- カレーの汁はどれだけかけても無料
という感じで、工夫すると安く抑えられます。
安く済ませたい方は、おかずの種類や量に気をつけましょう。
その③:できるだけ右手を使って食べる
ぼくみたいに手を使って食べるのであれば、できるだけ右手を使って食べるようにしましょう。
宗教によってそれぞれ手に意味があって、マレーシアでは右手を使った方が好ましいからですね。
たとえばヒンズー教とイスラム教における手の意味は、こちらの通り。
- ヒンズー教:左手は不浄とされている
- イスラム教:右手が優先される思想がある
マレーシアの4つの宗教の左手の意味については、こちらの記事をチェックしてみてください。
>> マレーシアでは左利きも右手を使うべき?【結論:宗教によります】
まとめ:マレーシアへ来たらナシカンダーへ行こう!
本記事を読んでいたら、なんだか近くのナシカンダーに行きたくなりませんか?
今回ご紹介したナシカンダーですぐ使える簡単なマレー語を使って、ぜひマレー語で注文してみてください!
ナシカンダーは安くておいしいだけでなく、マレー語の練習をすることもできるので、心からおすすめします。
ナシカンダーへ通い追めて、ぜひナシカンダー上級者を目指しましょう!
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