大学2年生のとき、ぼくはマレーシアにあるAIMST大学という、すんごい田舎の大学へ留学しました。
今回の記事は、ぼくが1年間のマレーシア留学で異文化体験したことを、ギュッとまとめた1記事になります。
- 数ある留学先の中から、ほんとにマレーシアでいいの?
- マレーシア留学したら、どんな異文化体験ができるの?
- 実際にマレーシアへ留学した人の、体験談を聞きたい!
そんな方のために、マレーシア留学で経験したこと10選というテーマで、ぼくの実体験をもとにお話していきます。
こんなことも経験できるんだ!ってびっくりする異文化体験もあると思うので、ぜひ楽しみにしていてください!
それでは、マレーシア留学体験記をみていきましょう。
これからマレーシアへ留学する方は、マレーシア留学の前にやるべき英語の勉強5選【これで安心】をチェックしてみてください。留学前に英語の不安を解消する方法をご紹介しています。
【体験談】マレーシア留学で経験したこと10選
1年間のマレーシア留学で異文化体験したことの中から、10個に厳選してご紹介していきます。
マレーシア留学で経験したこと10選
①:ラマダンに1ヶ月の断食に挑戦
②:マレーシアで3回お正月を経験
③:英語を使って現地でアルバイト
④:大学の代表としてMBSSに参加
⑤:ベジタリアンの菜食祭りに参加
⑥:色んな宗教を信仰する人と食事
⑦:現地の会社と日本の会社へ訪問
⑧:国内旅行&東南アジアを一人旅
⑨:大学で開かれるイベントに参加
⑩:マレーの家に短期ホームステイ
けっこうボリュームがあるので、自分が気になるところだけ読んで、あとは読み飛ばしてもOKです!
それでは、1つずつご紹介していきます。
体験①:ラマダンに1ヶ月の断食に挑戦
マレーシアに留学していたとき、1ヶ月間の断食に挑戦しました。
どうして断食に挑戦したのかというと、イスラム教徒(ムスリム)に対する異文化理解につながると思ったからです。
ぶっちゃけ、1ヶ月間の断食は想像していた以上に大変でした...。
ぼくが断食をしていたときの1日のスケージュールは、こんな感じです。
- 0430〜0600
- 0800〜1300
- 1300〜1400
- 1400〜1600
- 1930〜2030
マレー料理と水を、お腹いっぱいになるまでいただきます
午前中に3つの授業を受けます。当時は中間テスト前でした
ランチタイムですが飲食できないので、部屋で昼寝をします
午後に2つの授業を受けます。空腹で授業に集中できません
ムスリム同士で集まって、ようやく夜ご飯をいただきます
このハードな生活を、なんと1ヶ月間も継続したんですよ...。
でも1ヶ月の断食をとおして、ムスリムが断食する理由やハリラヤプアサについての理解が深まりました。
詳しくは、1ヶ月間ラマダンに断食をしてみたらどうなるのか?検証してみた!にてご紹介しています。
体験②:マレーシアで3回お正月を経験
マレーシア留学中に、なんとお正月を3回も経験したんです!
マレーシアには3つの人種がいるので、お正月もそれぞれ3回お祝いされるからですね。
マレーシアのお正月は、こちら3つになります。
- マレー系のお正月:ハリラヤプアサ
- 中華系のお正月:チャイニーズニューイヤー
- インド系のお正月:ディパバリ
>> マレー系マレーシア人に聞いた!2022年のハリラヤプアサ の過ごし方
>> 中華系マレーシア人に聞いた!2022年のチャイニーズニューイヤーの過ごし方
マレーシアに留学すると、全くちがうタイプのお正月を3回も経験できます。
ご紹介した3つのお正月中にマレーシアを観光したい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
>> 【総まとめ】マレーシアの3つのお正月【正月に観光できるのかも解説】
体験③:英語を使って現地でアルバイト
ペナン島にある「The Mugshot Cafe」という有名なカフェで、6ヶ月ほどアルバイトしていました。
>> ペナン島のジョージタウンにあるカフェ【The Mugshot Cafe】
実際にマレーシアのカフェで働いてみて、日本のバイトとはちがうと感じた点はこちらの5つ。
- 自分のタイミングで休憩していい
- お腹がすいたら何か食べてもOK
- 時間になったら勝手に帰ってOK
- お客さんとコーヒーを飲んで休む
- バイト中も普通にスマホを使える
日本ではありえないことが、マレーシアのバイト先ではあたり前のように行われていました。
ちなみにマレーシアのバイトの時給はRM7(約200円)ほどでしたが、VISAの関係上、バイト代は一切いただいていません。
ちなみに、今はペナン島にある外資系の会社で働いています。
>> 新卒でマレーシアに移住したぼくがペナン就職する方法を解説します
体験④:大学の代表としてMBSSに参加
MBSSとはMalaysian Business Student Summitの頭文字をとった言葉で、マラヤ大学が主催しているサミットになります。
マラヤ大学はマレーシアNo. 1の国立大学で、日本でいう東大と同じポジション。
そんなエリートたちが集まるサミットに、なぜかぼくも参加できたんです...!
実際にMBSSをとおして、
- マレーシアの大手企業へ会社訪問する
- 世界から来た優秀な経営学部生と交流
- 実際のビジネスを想定した問題を解く
といった貴重な経験ができました。
下記にリンクを置いておきますので、MBSSについて気になる方はのぞいてみてください。
>> Malaysian Business Student Summit(外部リンク)
体験⑤:ベジタリアンの菜食祭りに参加
ベジタリアンの菜食祭りに参加して、ぼくは9日間だけベジタリアンになりました。
なんで菜食祭りに参加したのかというと、「ベジタリアン=お肉が食べれなくてかわいそう」という偏見を改めるためです。
マレーシアでは九皇大帝という道教の神様を祀るために祭事が行われていて、実際の祭りの様子はこんな感じでした。
- 町中が爆竹の音で鳴り響き、黄色い旗が揚る
- 炎の上を走り回るパフォーマンスが行われる
- 各地でベジタリアン料理が無料で提供される
- 裸足で道路を歩いて寺院を回り、お祈りする
- 顔や舌に針を刺すパフォーマンスが行われる
菜食祭りに参加した結果、「ベジタリアン=動物と共に生きる人」と考えを改めることができたんです。
菜食祭りについては、マレーシアの九皇大帝は何者なのか解説【ベジタリアンの菜食祭り】にて詳しくご紹介しています。
体験⑥:色んな宗教を信仰する人と食事
マレーシアでローカルと食事する機会に恵まれ、どの宗教を信仰する人は何を食べれないのかを学びました。
たとえば、宗教ごとに食べれないものをまとめるとこんな感じ。
- ヒンズー教:牛肉
- イスラム教:豚肉とお酒
- 仏教:ほぼ何でも食べれる
- キリスト教:ほぼ何でも食べれる
ちなみにヴィーガンは動物性の食品を、ベジタリアンは肉全般と魚全般を食べません。
ローカルとの食事をとおして宗教を気遣ってお店を選んだり、相手が食べれないものを目の前で食べないなどの配慮できるようになりました。
ちなみにイスラム教徒が豚肉とお酒を口にできない理由については、こちらの記事にまとめました。
>> どうしてムスリムは豚肉と酒がタブーなの?マレーシアのハラル事情を3つ解説
体験⑦:現地の会社と日本の会社へ訪問
現地にある日本の会社を一社、マレーシアの会社を二社、会社訪問させてもらいました。
19歳のときから「将来はマレーシアへ移住して、現地で働く!」と決めていたので、マレーシアの企業に興味があったからです。
実際にぼくが訪問した会社は、こちらの3社になります。
- Canon
- Maybank
- ウエカツ工業株式会社
カメラで有名なCanonのマレーシア支店です
マレーシア国内で最も有名な銀行の一つです
本社は新潟県にあり現地にも工場があります
ローカルの友だちや駐在員の方たちのおかげで、とても良い経験をさせてもらいました。
マレーシア就職に興味のある方は、留学中に人脈を広げておくことをおすすめします。
体験⑧:国内旅行&東南アジアを一人旅
マレーシア留学中に、マレーシア国内と東南アジアの国々を旅行しました。
実際に、ぼくがマレーシア国内で旅行した観光スポットはこちらです。
マレーシア国内の観光スポット
- イポー
- ペナン島
- マラッカ
- ランカウイ島
- クアラルンプール
マレーシア国内はローカルと一緒に旅行することで、ローカルしか知らないニッチな場所まで連れてってもらえました。
東南アジアで旅行した国は、こちらの4カ国です。
東南アジアで旅行した国
- タイ
- ラオス
- ベトナム
- カンボジア
カンボジアに関しては2回旅行して、スリランカへも一人旅しました。
せっかくマレーシアへ留学しているので、主に国内を観光しつつ近くの国も旅行するのがおすすめ!
マレーシアを旅行するときの注意点については、マレーシアを旅行するときの注意点7つ【安全に観光するコツも解説】にてご紹介しています。
体験⑨:大学で開かれるイベントに参加
留学先の大学で開催されるイベントにも参加しました。
実際にぼくが参加したイベントは、こちらの5つ。
- 音楽会
- スポーツ大会
- プロムナイト
- 講師の結婚式
- ホーリースプラッシュ
演劇や大太鼓など色んな演奏が行われました
バドミントンやフットサルで一位を競います
フォーマルな衣装で参加するパーティーです
インド系マレーシア人の挙式に出席しました
ヒンドゥー教の春祭りで色粉を掛け合います
とくにホーリースプラッシュに関しては、マレーシアならではの異文化体験ができるイベントです。
また、留学中にインド系マレーシア人の講師が結婚したので、なんと結婚式に招待していただくことに!
体験⑩:マレーの家に短期ホームステイ
マレーシア留学中に3回ほど、マレー系マレーシア人のお家に短期でホームステイしました。
実際にマレー系の家族と、
- お祈りを捧げる
- ハラル料理を食べる
- 伝統衣装を身につける
といった経験ができました。
イスラム教に関することや、アッラーやメッカについても知識を深めることができましたよ。
マレーシア留学で異文化体験ができた理由3つ
マレーシアに留学したら、こんな異文化体験もできるんだ!ってなんかワクワクしてきますよね。
実はマレーシアに留学した全員が、ぼくのような異文化体験ができた訳ではないんです。
なんでぼくはマレーシア留学で異文化体験ができたのか、その理由を3つほど説明しますね。
マレーシア留学で異文化体験ができた理由
その①:あえて準備をしすぎなかったから
その②:留学前に目標を設定していたから
その③:ローカルと良い関係を築けたから
その①:あえて準備をしすぎなかったから
1つ目の理由は、あえて準備をしすぎなかったから。
ありのままのマレーシアを受け入れたかったので、あえて準備をしすぎないようにしました。
準備しすぎなかったことで、
- ありのままにマレーシアを受け入れられる
- 何も知らないからローカルが教えてくれる
- 無知だからこそ、行動して経験から学べる
といった感じで、結果的によかったなと思います。
とはいうものの、留学する前に最低限の準備は済ませておきましょうね。
>> マレーシアへ留学する前に準備するべきこと10選【経験者が解説します】
その②:留学前に目標を設定していたから
2つ目の理由は、留学前に目標を設定していたから。
目標を設定しておくことで、現地で「やらなくていいこと」の棲み分けができるので、現地で「何をすべきなのか」が明確になります。
ぼくは「日本ではできないことだけを一貫してやる」という目標を設定しました。
目標を設定したおかげで、
- ローカルとの時間を最優先する
- ローカルからの誘いは断らない
- 現地でお金と時間を惜しまない
といった感じで決断できました。
留学の目標を決めておくと、現地で充実した留学生活が送れるようになります。
その③:ローカルと良い関係を築けたから
3つ目の理由は、ローカルと良い関係を築けたから。
ぶっちゃけ、ローカルと良い関係を築けていなければ、マレーシアで異文化体験はできませんでした。
ローカルと英語でコミュニケーションが取れるように、留学前から英語の準備をしておきましょう!
マレーシア留学前のおすすめの勉強法は、こちらの記事でご紹介しています。
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マレーシア留学の前にやるべき英語の勉強5選【これで安心】
マレーシア留学の体験談を知ったら行動しよう
マレーシアへ留学する前は、現地でこんなにも多くの異文化体験ができるとは思っていませんでした。
きっと本記事の中には「こんなことも経験できるんだ!」とびっくりする異文化体験もあったはず。
自分はエージェントでもなんでもないけど、
数ある留学先からマレーシアを選んだ人は、かなりセンスあると思う。
異文化や宗教に触れて、留学費用も抑えられるマレーシア留学は最高です。
マレーシアで良かったのかな?と思う人は、マレーシアで良かった!と思える留学生活にできるよう行動しよう☺️
— ヒロ@ペナン島に住むうちなんちゅ (@7824hiro) November 9, 2021
ツイートの通りぼくはマレーシアへ留学して、ほんとによかったと心の底から思っています!
マレーシア留学に興味はあるけど、
- できるだけお金をかけたくない
- 何から準備すべきかわからない
- マレーシア留学でいいのか不安
という方も多いはず。
そんな方は、無料カウンセリングができるスマ留という格安留学サービスを検討してみてはいかがでしょうか?
スマ留の特徴は、こちらの3つです。
- スマ留の特徴3つ
- 従来の最大半額の費用で留学できる
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語学学校の空き時間や空き場所を利用するので、お金をかけずに留学できます
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まとめ:マレーシアへ留学して異文化体験しよう!
今回はマレーシア留学で経験したこと10選というテーマで、ぼくの実体験をもとにお話ししました。
けっこう長くなっちゃいましたが、1年間ぼくがマレーシア留学で経験したことをまるっとご紹介できたと思います。
「マレーシア留学に興味が出てきた!」という方は、さっそく行動に移しましょう!
ぼくがマレーシア留学でやらかした失敗談も知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
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【失敗談】マレーシア留学でやらかしたこと6選【失敗しないコツを教えます】